みどりの遊び場

旅の装備

ここでは、旅の持ち物・装備についてのテーマを集めています。

【ヘルメット】

 私たちは、アライの Tour Cross というシールドタイプのオフロードヘルメットを使っています。シールドタイプは視野が広いうえ、開け閉めが簡単。涼しく、曇りも拭いやすいので、ツーリングには大変便利です。さらに走っていると虫がバシバシ当たるのでゴーグルよりもシールドにしてよかったと思いました。ただ、予備のシールドを持っていく場合はかさばるのが難点。私たちは途中で送ってもらうことにしました。このヘルメットは、シールドをとるとゴーグルでも使えます。
 

【アルミボックス】

 私たちはドイツ製のアルミボックスを両サイドに取り付けました。欧米人がよく採用する方式です。
 アルミボックスの良さは、パッキングが楽なことと雨に強いこと、それから鍵をかけると盗難防止になることです。物によっては転倒に強いものもありますが、私たちの使っている Darr のボックスは軽くてアルミが薄いため、転倒には弱いです。私は出発前にすでにボコボコにしていました。
 アルミボックスの欠点は、悪路で足をバタつかせたときに足が当たることです。そのため、場合によっては転んだときにボックスに巻き込まれて足を挟まれます。怪我をするためこれが結構怖いのです。
 それから布やナイロンバッグに比べると、やや重くなります。強度を重視して頑丈な商品を選ぶととさらに重くなります。簡単に取り外せないため、転倒時に荷物を外してバイクを起こすことも容易ではありません。私がもし一人でツーリングをするとしたら、アルミボックスにはしなかったと思います。
 サイドに布やナイロン性のバッグを使用して、トップケースにアルミボックスを使う方式を宮田式といいます。足が挟まれることもなく、物の出し入れもしやすいのでいいですが、重心は少し高そうです。
 サイドをアルミボックスにし、トップを布やナイロンバッグにした場合、重心は低くなりますが物の出し入れはしにくいです。さらに前述のように足が当たるという難点があります。
 アルミボックスは確かに便利ですが、長所短所をよくふまえたうえで自分のスタイルに合わせて検討してください。


 【バイクカバー】

 バイクカバーを持っていくかは迷うところですが、私は持っていくことをお薦めします。

●バイクを人目から避ける。
 まず、バイクカバーを掛けるだけで周囲からバイクを守る効果は抜群です。人目を引かなくなるので、下手に触られることも少ないでしょう。私たちは駐車場に置くときも、できるだけ掛けるようにしていました。

●バイクの保管
 埃や汚れ防止にもカバーは有効です。特にバイクを置いたまましばらく旅をしたり、日本へ一時帰国するなど、長期間バイクを保管する場合は必要です。保安や埃よけのために是非バイクカバーは掛けておきたいものです。

●その他の使い道
 バイクカバーはバイクを覆う以外にもいろいろと役に立ちます。私などは、ブッシュキャンプで虫が多いときは、バイクカバーをかぶってトイレをしました。その他に雨よけ埃よけとして荷物にかぶせる、野宿のときに防寒としてかぶるなど、さまざまな使い道があります。
 
●サイズ
 軽くて、バイクをすっぽりと全て覆える大きさのものを用意しましょう。パニアケースなどを付ける人は、荷物を付けたままでも覆えるくらいの大きさかよく確認してみてください。私の持っているバイクカバーはやや小さく、アルミボックスを付けたままでは覆いきることができません。ちょっと失敗だったと思っています。


【折り畳みバケツ】

 私はsnow peakから出ている製品を使っていますが、これはお役立ちの一品です。ビニールの手提げ型をしているので、軽くてコンパクトです。洗濯にはじまり、野菜を洗ったり、スイカを冷やしたり、時には物入れとしても重宝しています。手提げバケツ型と洗面器型などありますが、取っ手が付いて少し深めの手提げ型が便利だと思います。


【化粧品・洗面用品】

 化粧品や洗面用品は、人によって持っていくものが大変違うと思います。荷物は最小限に減らしたいので、この辺りは旅の形態や価値観によっても違ってくるでしょう。

●化粧水、乳液、クリーム
 乾燥肌の私は化粧水を持参しています。化粧水の水分を蒸発させないためにはその後に乳液またはクリームを付けますが、朝は日焼け止めクリームで代用します。終わったら外国で買い足すつもりですが、ベビーローションなど低刺激のものを購入しようと思っています。南米では化粧水を使う習慣がないらしく、クリームしか売っていなくて困ったという友人もいました。

●紫外線対策
 紫外線対策はしっかりしたほうがいいと、多くの女性海外ツーリング経験者から言われました。てきめんにシミが増えるそうです。日焼け止めクリームという外からの紫外線対策だけでなく、ホワイトニングという皮膚の中からのメラニン色素対策を薦める友人もいました。

●メイク用品
 メイク用品はもって行くか迷いましたが、最低限のものを用意しました。ウズベキスタンで結婚式に参列したときに、それが役立ちました。旅の形態にもよりますが、たまには現地の人と一緒におしゃれするのもいいものです。

●洗髪用品
 美容師さんの話によると、髪を洗えないことが多い場合、リンスやトリートメントは髪に残るのでかえって汚れが付いてしまいやすいということです。リンスインシャンプーも同じです。できれば質のいいシャンプーを使えば、それだけで十分だと言っていました。

●洗面道具入れ
 アウトドア用品メーカーからも各種出ています。吊り下げられるように金具が付いていますので、フックに掛けるとポケットに入った小物が取り出しやすくなります。洗面所は置くスペースはなくても引っ掛ける場所は結構あります。小物の多い女性には便利かもしれません。


【生理用品】

 女の子の悩みの種ですが、都市部に行くとスーパーや薬局などで結構いいものが手に入りました。ウィング付きで薄型のナプキンも出回っています。昔のように日本からすべて持っていくまたは送ってもらうという必要はないでしょう。(ただ、アフリカへはまだ行っていませんのでわかりませんが。)
 私は友人の薦めにより、布ナプキンを購入しました。これだけで全てをまかなうのは大変ですが、少量の時や始まりそうな時期に使うと大変便利です。ナプキンの購入量が減ります。使い捨てと併用してみてはいかがでしょうか。
 ナプキンはお腹の調子が悪いときに、おむつ代わりにも使えます。ツアーに参加した女性からもらって役にたったという男性の話を聞いたことがあります。下痢が激しいときは、男性も試してみてください。

 


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