国境越え・ビザ・通関

注意:各項目の横にある日付時点での情報です

 モロッコ

【ビザ】
(2003/12)

 日本人の場合、三ヶ月以内の観光はビザ不要。

【入国・通関】 (2003/12)

 アルヘシラスからタンジェへ船で入国。(フェリーはバイク一台+パッセンジャー一名で45.90ユーロ) モロッコ船なので客層がとっても悪い。
 港のイミグレ・税関ゲートではガイドと名乗るオヤジが寄ってきて勝手に書類を作ってくれる。このガイドが曲者で、法外に高い手数料を言ってくるが言いなりに払う必要は無し。交渉して二人分の通関書類作成を90Dh(約9ユーロ)でやってもらった。
 ガイド無しでも、時間はかかりそうだが自分で書類書いて手続きできそう。

【出国】 (2004/1/16)

 モーリタニアのヌアジブー方面へ出国。
モロッコ側最後のガソリンスタンドから約80km(ダクラからは約360km)でモロッコ・モーリタニア国境。イミグレ・税関共に問題なし。モロッコ→モーリタニア国境付近は地雷が多いため、国境施設の裏手でキャンプしているオーバーランダーが多い。ここでキャンプして翌日モーリタニア国境に入ることを告げると、出国スタンプを翌朝押してくれる。
 モロッコ〜モーリタニアのルート情報はサハラ砂漠 西サハラ(アトランティック)ルート縦断ガイドを参照。

 

 モーリタニア

【ビザ】 (2003/12)

 スペインのマドリードでモーリタニアビザ(一ヶ月シングル)を取得。顔写真二枚、費用53.50ユーロ、日本大使館のレターが必要。レターは基本的に翌日発行だけど、頼めば即日発行も可。ビザは2〜3営業日で出来上がる。

在マドリード・モーリタニア領事館
C/Velazques 90 3階 (地下鉄駅 Nunes de Balboa)
在マドリード・日本領事館
C/Serrano 109 (地下鉄駅 Rep. Argentina)
双方の領事館は歩いて20分くらいの距離。

 この他、モロッコのカサブランカ(Rout Del Jadila 382)でも取得可。
写真2枚、パスポートのコピー必要。(日本大使館のレターは不要) 午前中申請で当日発給。
マドリードで取得するよりもかなり安いが、VISAの開始日は当日からになってしまうそうな。

【入国】 (2004/1/16)

 モロッコ側最後のガソリンスタンドから約80km(ダクラからは約360km)でモロッコ・モーリタニア国境。この先5kmで舗装が切れ、本格的な砂漠ルートに。ピストを走って10km先のモーリタニア側国境ではイミグレで5ユーロ、カスタムで10ユーロ(カルネを使わない場合)徴収される。どちらも賄賂くさい。
 更に7kmほど行くと、ピストは左(東)へそれ、N21°13'01.6" W016°57'24.9付近(PK46の標識あり)で線路を跨ぐ。すると幅の広い工事中の道が線路と平行しているので、右(南)へ40km走ればヌアディブに着。詳しくはサハラ砂漠 西サハラ(アトランティック)ルート縦断ガイドを参照。

【出国】 (2004/1/)

 Diamaから出国。詳しくはセネガルの項参照。

 

 セネガル

【ビザ】
(2004/1)

 日本人の場合、三ヶ月以内の観光はビザ不要。

【入国・通関】 (2004/1)

 モーリタニアからセネガルへの入国は、悪名高き"Rosso"を避け、"Rosso"から西へ100km先の国境"Diama"を通過。Diamaへの行き方は、ヌアクショット方面から来た場合、ロッソの町の手前数百メートルにあるTOTALのガソリンスタンド脇(川側)からダートを西へ入る。すぐにセネガル川の土手が見えてくるので、その土手沿いに走り西へ約100km行くとDiamaの村へ着。
 この行程は途中ポリスの検問が数カ所あり。保険のチェックがあるかもしれないが、サハラ越えの時に買うモーリタニアの保険か、ブラウンカード(後述)を提示すればOK。このルートは湿地帯を通るため蚊が多いのが難だけど、ペリカンやフラミンゴなどの水鳥を間近に見ることができる。
 モーリタニア出国費用は税関でUM1500、Diamaの村税UM500、イミグレ(ポリス)でCFA5000(ウギヤで払えばUM2000、ユーロ払いだと10ユーロ、つまりウギヤ払いが一番安い)。Diamaの村税以外、どれも賄賂っぽいのでねばり強く交渉しよう。

 そしてセネガル側へ。国境のセネガル川には橋が架かっているけど、その通行料金が不明瞭でぼったくられることが多いようだ。
オフィシャルレート(レシート有り)では車一台CFA4000、バイクも同額とのことだけど、30分くらい交渉して5ユーロ(約CFA3250)にまけてもらった。
 税関ではカルネを使っても5ユーロ、使わなくても5ユーロ(係官によっては10ユーロ)徴収される。カルネを使わない場合にもらう一時輸入許可証は8日間のみ有効(町の税関で延長が可)。それから、カルネ無しの場合、5年以上前に登録されたバイクは通関できない可能性がある。実際ロッソからカルネ無しで入国しようとしたドイツ人ライダーが、5年以上前の古いバイクのため入国できずに追い返されてしまった。ちなみにその人は警察で登録証の紛失証明を作成してもらい、Diamaから無事越境。(もちろん紛失証明書記載のバイク登録年は5年以内に変更)
 Diamaの国境は人が少なくて気楽な反面、両替屋がいないので、前もってCFAを用意したり保険に入っておく必要があり。
中・西部アフリカ14ヶ国共通の自動車保険(通称ブラウンカード)はロッソで購入。これが結構あやししかったため一ヶ月分(約33ユーロ)しか買わなかったけど、セネガル側のサンルイにある保険代理店では同じくらいの値段で三ヶ月加入できることを聞いて愕然。但し、サンルイで購入する場合、モーリタニアを出国してからサンルイまでの数十キロは無保険で走ることになるので、この間で悪徳警官に捕まると厄介なことになるかも...。
 尚、国境越えの所要時間は約2時間。

 このほか、ガンビアから二度目の入国をしたが、ガンビア東部 Basse〜Badiaraの国境では完全無料で問題なく越境できた。が、地元の人は賄賂を取られそうになり、大声で歌を歌って切り抜けていた。「♪私たち貧しい民衆からお金を取る気か〜」というような歌詞に聞こえた(!?)。

【出国】 (2004/1)

 セネガルに三方を囲まれた国ガンビアへ出国。入国時賄賂(?)をたんまり採られたが、出国は無料で特に問題なかった。Kidiraよりマリへ出国するときも問題なし。

 

 ガンビア
【ビザ】 (2004/1)

 セネガルの首都ダカールで取得。
月・水・金の9時〜受付。翌営業日の午後発給。
 必要なものは写真二枚、パスポートのコピー一枚、費用は3ヶ月有効のシングルビザがCFA15000。
領事館はAuberge Escaleのすぐ近く。

【入国・通関】 (2004/1)

 カルネ使用で問題なく通関。

 

 マリ
【ビザ】 (2004/1/)

 モーリタニアの首都ヌアクショットにて取得。
費用10ユーロ(ドルで払えば10ドル、ウギヤで払えばUM4000)、写真2枚、パスポートとそのコピー1枚必要。即日発行(午前中申請して午後受け取り)
在モーリタニアマリ領事館は、街の中心部から二キロ強北にあり。タクシーで行くと片道UM300。

【入国・通関】 (2004/3)

 カルネ使用でイミグレもカスタムも無料。賄賂を取られそうになるけど払う必要なし。カスタムは道路脇にあるが、ポリス(イミグレ)がわかりにくい場所にあるので村の人に訊いて行く。

 

 ブルキナファソ
【ビザ】 (2004/3/)

 マリの首都バマコで取得。在バマコ ブルキナファソ大使館は最近移転したため、2001年度版のロンプラに載っている場所には何もない。
 新しい場所は、Roi Fahd橋から北西へ向かい、モニュメント"Monument Tubaniba"を通って更に直進、その先一本目を左折して3ブロック目の左側。
 午前中申請で午後発給。写真三枚必要。手数料は90日有効30日のシングルエントリービザで、CFA13200(約20ユーロ)

【入国・通関】 (2004/3/)

 マリ〜ブルキナ(Koro-Thiou)の国境越えは賄賂請求なども無く全く問題なし。通関はカルネ使用。道も時々浅いコルゲーションが出る程度の快適なフラットダート。但し、ワヒグヤの先からYAKOに行く道で有料道路(CFA200)有り。

 

 ガーナ
【ビザ】 (2004/3/26)

 ブルキナファソの首都ワガドグで取得。三ヶ月有効60日のシングルエントリービザは翌日又は翌々日発給。写真4枚、費用CFA15,000

【入国・通関・両替】 (2004/3)

 Ouessa-Hamaleを通過。通関はカルネ使用。ガーナは公用語が英語なので楽々。両替はブルキナファソ側にストリートチェンジャーがいる。

 

 トーゴ
【ビザ】 (2004/4/)

 ガーナ・アクラにてCFA20,000で取得したのだが、ブルキナファソで取得すればCFA10,000で取れる。マリのブルキナファソ大使館ではトーゴを含む五カ国ビザが取得できる。

【入国・通関・両替】 (2004/4)

 ガーナ〜トーゴ間はAflao〜Lomeの国境を通過。変なオヤジが勝手についてきて税関の場所など色々教えてくれるけど、後でガイド料請求してくる魂胆がうかがえたので、ずーっと無視。
 双方無料だが、トーゴ側イミグレ前でロープを張った警備員が駐車料金と称してCFA1,000請求してきた。もちろんそれらも無視。
 国境のガーナ側に両替所があり、残りのガーナ通貨を悪くないレートでドルやユーロ、セーファーなどに交換可。ロメにはVISAカード対応のATMあり。

 

 ベナン
【ビザ】 (2004/4)

 Aneho国境で取得。CFA10,000/pp 国境で取得できるのは48時間のトランジットビザなので、48時間以上滞在する場合はコトヌーのイミグレーション(N06°21'09.5"E002°25'21.1")で延長手続きをとる。

【入国・通関】 (2004/4)

 通関はカルネ使用。まったく問題なし。

 ナイジェリア
【ビザ】 (2004/3)

 マリの首都バマコで取得。ナイジェリアビザは原則的にその国の居住者にしか出さない事になっているのだが、特例(!?)で発給してくれた。
 大使館の場所はMartyrs橋から南東へ向かい、右手に近代的なスーパーマーケット"AZAR"が見えてきたらその先100〜200メートルで左に入る。(この角にナイジェリア大使館の看板有り) 未舗装路を更に100メートルくらい進んで、ユネスコの事務所のある突き当たりを右折。ナイジェリア大使館はすぐその先に見えてくる。(N12°37'00.0"W007°58'33.9")
 午前中申請で午後か翌日発給。写真二枚必要だが、ダカールなどで取得するときに要求される日本大使館のレターなどは不要。(必要と言われてもバマコには日本大使館がない)
 手数料は3ヶ月有効1ヶ月シングルエントリービザでCFA17500(約27ユーロ)

【入国・通関・両替】 (2004/4)

 ナイジェリア南部、特にラゴス周辺は治安が悪いため、ベナン〜ナイジェリア間の国境はコトヌーから約500km北上してNikki〜Tchikandaの国境を通過。ここはのどかな田舎の国境なので係官も親切。但し、ナイジェリア側の道は極悪路なので雨期は通行困難。
 通関はカルネ使用。ナイジェリア側では通常の手続きのほか、検疫でイエローカードのみ提示させられる。過去、各種伝染病の予防接種証明書が無いことを理由に高額な賄賂を請求されたという話を聞いた為、チフスやコレラの予防接種証明書を用意していったのだがその必要はなかった。

 両替は国境ベナン側、Nikki村の商店で、1ナイラ=4.125セーファーフランで交換。ナイジェリア側でも町で聞いたら両替してくれる商売人を紹介してもらえる。

 

 カメルーン
【ビザ】 (2004/1)

 セネガルの首都ダカールにて取得。カメルーンのビザは取得してから3ヶ月以内に入国しなければ無効になってしまうため、なるべくカメルーン近辺の国で取得したい。しかし、2004年時点では、西からのルート上だとセネガルとナイジェリアのラゴスにしか領事館が無かった。治安最悪な町ラゴスは避けたかった為、やむを得ず遠く離れたダカールで取得。

 月〜金 8:30〜14:30受付。発給は翌々日の14時。
三ヶ月有効の一ヶ月シングルビザ CFA30000
写真三枚、日本大使館のレター(即日発行)が必要。
在セネガル カメルーン領事館の位置は、N14°39'49.0" W017°26'07.9"

【入国・通関・両替】 (2004/4)

 Belel〜Gaschigaの国境を通過。カルネのほかに通行許可証(パサバン)を作成。パサバンにはCFA500の印紙が張ってあるので全く無料ではないと思うが、最初CFA7,500/台(約1,500円)と言ってきたけど、明らかにぼっているので「これしかないよ」とナイジェリア通貨の余りN700(約600円)出して二台分の書類を作ってもらった。

【出国】 (2004/4)

 Kye-Ossi〜Meyo-kyeを通過。税関はKye-Ossiの町の手前、イミグレは国境の3km手前にあり。税関ではカルネの手続きのほか、パサバンに裏にサインをもらい返される。イミグレではCFA5,000/ppの賄賂を取られそうになるが、30分くらい粘って無料で出国スタンプを押してもらった。(カメルーンの役人は腐ってるな〜)

 

 ガボン
【ビザ】 (2004/5)

 カメルーンのヤウンデで取得。シングルエントリー1ヶ月ビザがCFA35,000
要写真一枚、午前中申請で午後発給。
 在ヤウンデ ガボン大使館の位置 (N03°53'40.2" E011°31'09.9")

 ヤウンデのガボン領事館とコンゴ共和国領事館は、町の北部の"Bastos"地区にあり、両大使館は徒歩1〜2分の至近距離。ガボンビザを午前中に申請したら午後2時半に発給、その足でコンゴ大使館へ行き当日中に申請することができる。コンゴビザの受け取りは翌営業日の朝9時。

【入国・通関】 (2004/5)

 Kye-Ossi〜Meyo-kyeを通過。税関は国境の橋を渡ってすぐ右側、その先の左側では軍のパスポートチェックを行う。ここにイミグレはないので12km先のBITAMの町で入国スタンプをもらう。イミグレの場所は、つぶれたシェルステーションのはす向かい。(N02°04'45.7"E011°29'33.1") ここではパスポートの顔写真のページとガボンビザのページのコピーが必要。コピー屋は数十メートル先にあるけど高いので事前に取っておく。(出国時にもコピーが必要)

 税関はカルネ使用で無料、イミグレともにみんな親切で問題なし。ガボンは人が親切だな〜と走り出したのだが、違った。Oyemの手前の検問で悪徳ポリスにパスポートを取り上げられ賄賂CFA10,000/pp(約2,000円)要求されてしまった。しかし、ポリス小屋の机の上に座って、「リーブルビルの警察署に連絡するぞ!」と強気に言ったら渋々パスポートを返してくれて解放。

 

 コンゴ共和国
【ビザ】 (2004/5)

 カメルーンのヤウンデで取得。シングルエントリー1ヶ月ビザCFA50,000
要写真二枚、24時間以内に発給。
 コンゴ大使館の位置 (N03°53'43.5" E011°31'13.7")

【入国・通関】 (2004/5)

 ガボン〜コンゴ共和国の国境越え手続きはガボンのN'Dendeから始まってコンゴのNyangaまで約97kmがかり、各チェックポイントはガボン側4カ所・コンゴ側7カ所も!。その上悪路と相成って越境に丸一日要した。コンゴ側最初のポリスチェックで荷物全部チェックされたが双方賄賂請求ほとんどなし。
 税関手続きはガボン側は国境の数キロ手前右にあるジャンダルメラで。コンゴ側はNyangaの村で行える。カルネが切れる前日だったためカルネなしで通関。CFA2,000でカルネに代わる通関書類"パサバン"を作ってくれる。

 雨期終わりのこの地方、雨が降っていなかったためか水たまりは浅かったのだが、国境から"Moussogo"までの10kmは、やはり車一台分の幅しかない狭い道に、道幅いっぱいの水たまりが連続。一度だけ泥沼にはまってしまったが二人で引っぱり出してなんとか脱出。一人だと抜け出せなかったかも。
 Kibangouの先は、Niara川にかかる橋の手前で右のマイナールートに入ってしまったのですが、これが失敗。道はアップダウンが激しく路面は荒れ放題。ポイントノワール手前までの190km終始トラック一台分の幅しかなく、後半は火山灰質の深い砂地が連続。かなり手こずった。

 N'Dende〜Pointe Noireまでガソリンが無いので注意。ガボン側の最後の町N'dendeで満タン、プラス予備タンク10リッターでなんとかギリギリセーフ。真っ直ぐ走れば400kmで済んだはずが、道を間違えたため約480km無給油だった。

 

 アンゴラ
【ビザ】 (2004/5)

 ガボンの首都リーブルビルで取得。要写真二枚・手数料CFA60,000(約12,000円)
翌営業日か、翌々営業日発給。

 在リーブルビル アンゴラ大使館への行き方は、海岸沿いの道を港から北へ2,5kmほど走ると右手に上り坂になっている道"Blvd Ouaban"があるのでそこを入る。更に数百メートル行くと右手にCITI GROUP(シティバンク)が出てくるのでその先アンゴラ国旗のある建物がそれ。近くにマリ大使館やコンゴ大使館もあり。

【入国・通関・両替】 (2004/5)

 コンゴ共和国のポイントノワールから真っ直ぐカビンダへ向かうメジャールートを通過。いずれも賄賂請求などなく問題なし。イミグレ・税関とも無料。税関では入国時にもらった「パサバン」にサインとスタンプをもらいポリスに提示して終了。あと、コンゴ側出国時にコレラの保菌者でないことを証明するスタンプが必要だと言われ、それにCFA2,000かかった。(医療的なチェックは無し) 尚、このスタンプは黄熱病のイエローカードに押され、アンゴラ入国時にチェックされる。但し、半年以内にコレラの予防接種を受けていればスタンプは必要ないらしい。

 アンゴラ側はイミグレと税関がひとつの建物に入ってい手際よく手続きをしてくれた。一応バイクのナンバーなどチェックされるのだが、カルネ不要で手数料も無料。そして国境から約100km走りカビンダの町に着いたら町のイミグレ(S05°33'25.4"E012°11'33.5")に出向いてビザのレジストラサゥンをしてもらえば終了。
 ちなみに国境から約40kmは舗装が剥がれたボコボコの悪路で、時速20〜30kmしか出せなかった。が、それを過ぎれば補修されたきれいな舗装道路になる。途中二度検問有り。

 両替は国境のストリートチェンジャーやホテルで可。2004年5月現在の両替レートはカビンダでUS$1=85クワンザ。(国境のストリートチェンジャーはUS$1=83クワンザ) ユーロよりもドルのレートの方が有利。ホテルなどもドル払いできる。

 

 ナミビア
【ビザ】 (2004/6)

 日本人の場合、三ヶ月以内の観光はビザ不要。

【入国・通関・両替】 (2004/6)

 カルネ無しで入国。通関手続きもイミグレの隣の窓口で簡単。そこではカルネの有無に関わらず"Cross Border Charge Permit"なるものが課金され、バイク一台N$70(約1,400円)かかる。尚、この料金はナミビアドルのみでしか払えないので、ナミビアへ入る前にアンゴラ側で換金しておく必要あり。
 ナミビア国内の両替レートは2004年6月現在、銀行でUS$1=N$5.9だが、アンゴラ側ストリートチェンジャーはUS$1=N$6.0〜N$6.3の良いレートで両替してくれた。
 アンゴラからナミビアに越境して約100km南の町OndangwaにVISA/Plus、Master/Cirrus対応ATMのある銀行(FNB)有り。この銀行付近に品揃え豊富なスーパーマーケットや快適なキャンプ場も有り。アンゴラから来ると天国に感じるぞ。

 

 南アフリカ
【ビザ】 (2004/6)

 日本人は三ヶ月以内の観光はビザ不要。

【入国・通関】 (2004/6)

 カスタムもイミグレもシステマチックで手際がよい。パスポートにバーコード付きの入国ステッカーが貼り付けされる。バイクはほとんどフリーパス。

 

 レソト
【ビザ】 (2004/7)

日本人の場合、三ヶ月以内の観光はビザ不要。

【入国・通関・両替】 (2004/7)

 南ア〜レソト間の国境越えはほとんど問題なし。国境にパスポートコントロールがあるだけでバイクはフリーパス。ボーダーによって違うかもしれないが、今回越えた南西部の"Makhaleng Bridge"は南アからレソトに入るときの橋の通行料に4ランド(約80円)かかった。
 物価は南アと比べレソトの方が圧倒的に安いのだが、ガソリン価格はレソトの方がほんの少し安いものの、ほとんど変わらないので給油控えしたりする必要は無し。
 レソトの通貨「マロティ」は南アのランドと1:1で連動。南アランドがそのまま使用できるので両替の必要はない。

 

 ボツワナ
【ビザ】 (2004/7)

日本人の場合、90日以内の観光はビザ不要。

【入国・通関】 (2004/7)

 カルネ使用しない場合、P40(約US$10)で短期通行許可証発行。それと交通安全税P20(約US$5)払う。

 

 ザンビア
【ビザ】 (2004/7)

 国境で取得可。二週間シングルUS$25(ドル払い。南アランドでも支払えるが、レートがかなり悪い)

【入国・通関】 (2004/7)

 カルネ無しの場合、無料で一時輸入許可証を作成してくれるが、その有効期限が一週間のみ。一週間以上滞在する場合は町の税関で延長する。(延長手続きも無料)

 

 ジンバブエ
【ビザ】 (2004/8)

 "Chirundu"より越境。ジンバブエビザは国境で取得可。シングル/ダブル/マルチエントリービザがUS$30/US$45/US$55。USドル・ポンド・南アランド払で支払い可。

【入国・通関】 (2004/8)

 バイクの通関はカルネ使用しない場合、無料で一時輸入許可証を出してくれる。ほか、カーボンタックス(排気ガス税?)なるものが課税され、バイク一台US$6/月。それに対人保険がUS$10(一ヶ月有効)かかる。いずれもUSドル払いのみ。お釣りがないことが多いので少額紙幣必携。

 

 モザンビーク
【ビザ】 (2004/8)

 ジンバブェの首都ハラレで取得。在ハラレモザンビーク大使館(S17°49'22.6"E031°02'34.2")の受付時間は朝8時〜昼12時。必要なものは写真二枚と費用、シングル/ダブル/マルチエントリーがそれぞれUS$20/35/45。ジンバブエドルでも支払うことができ、その場合公定レートで計算されるので闇両替して払うとお得。
 発給は通常は三日間かかるが、US$5追加で翌日発給。US$10追加で当日発行。

【入国・通関・両替】 (2004/8)

 Vumba→Machipandaを通過。かかった費用は入国税に30,000メティカシュ(または10,000ジンバブエドル)。バイクはカルネ無しで通関し一時輸入許可証の発行に25,000メティカシュ(ドル払いの場合はUS$1)。それに自動車保険(30日有効)がUS$12又は 280,000メティカシュ。(ドル払いの方が安い)
 首都や主要都市の銀行にATMあり。BIM銀行などのATMがVISA/Plusに対応している。

 

 マラウィ
【ビザ】 (2004/8)

 日本人の場合、30日以内の観光はビザ不要。

【入国・通関・両替】 (2004/8)

 カルネ無しの場合、一時輸入許可証 MK600 自動車保険 MK1500。

 タンザニア
【ビザ】 (2004/9)

 国境でも取得できるが、ジンバブエの首都ハラレで取得。在ハラレ タンザニア大使館(S17°49'15.2"E031°02'28.4")はモザンビーク大使館から徒歩5分。営業時間は朝8時〜夕方3時半まで。必要なものは写真二枚と費用シングル/ダブル/マルチエントリーがそれぞれUS$20/40/100でUSドル払いのみ。当日か翌日発給。2004年9月からシングル/ダブルUS$50/100に値上がりされた。

【入国・通関】 (2004/9)

 カルネ無しの場合でも無料で一時輸入許可証を発行してもらえる。

 

 ルワンダ
【ビザ】 (2004/9)

 国境で取得可。(二週間シングルUS$60〜) ルワンダのビザはゴリラのホログラムが付いている事で有名だが、国境で取得できるビザにはホログラムが付いていない。

【入国・通関】 (2004/9)

 タンザニアからはルワンダへ入国しようとしたものの、ビザがUS$60までに値上げされていたため諦めてUターン。1〜2日で抜けられる小さな国なのにトランジットビザでさえUS$60は高すぎる!
 バイクの通関は、カルネ無しの場合RF5000(約US$9)で一時輸入許可証を発行。

 

 ウガンダ
【ビザ】 (2004/9)

 国境で取得可。一ヶ月シングルUS$30

【入国・通関・両替】 (2004/9)

 Mutukulaより越境。一時輸入許可証は隣国ナンバーの車両にしか発行してもらえず、それ以外の国の車両はカルネ通関が基本。カルネがない場合、通関エージェントに書類を作成してもらうのだが、手続きが面倒な上、その手数料にバイク一台約U$120かかる。

 首都カンパラ以外、TCを両替してくれる銀行が限られる上、国際ネットワークに対応したATMもほとんどないので、僻地から入国する場合米ドルやユーロのキャッシュ必携。(但し、地方都市の銀行の両替レートはカンパラの銀行や両替所のレートより10%以上悪い)
 カンパラではBarcreys Bank、Standard Charterd BankにVISA/Plus対応のATMあり。

 

 ケニア
【ビザ】 (2004/9)

 国境で取得可。3ヶ月シングルUS$50。

【入国・通関・両替】 (2004/9)

 カルネ無しで通関する場合、多額の保証金を預けなくてはならず、更に国境にバイクを預けてナイロビまで手続きに行く必要がある。
 カルネ通関の場合でも一週間以上滞在する場合US$20の道路税が課税される。
 タンザニア国境"Namanga"に両替所あり。

 


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